会社概要

120年以上前、この豊実・北登地域では先代の努力により開墾が始まり、その最盛期には映画館などの商業施設も存在していたそうです。しかしながら、時の流れとともに現在では後継者である担い手が少なくなっています。このままでは農地も地域も維持できなくなるのではないかという懸念から、地域の有志農家が集まりこの法人を立ち上げました。現在、水稲をはじめとして馬鈴薯や麦など、北海道の基幹作物を中心に約170haの農地で生産活動を行っております。

弊社ではこれらの実情を踏まえ、これまでの長年の経験や勘を必要とした機械作業だけでなく、GPSを活用した自動操舵付きトラクターの導入やドローンによる農薬散布などスマート農業に取り組んでいます。これにより、現在は農業未経験者の従業員も活躍の場を広げ、さらには地域おこし協力隊の参画もあり北海道外からの隊員も活躍しています。また食育活動にも力を入れ、小学校の児童を対象にした芋ほり体験や高校生の職業体験など、地域農業への理解を深める機会を提供しています。

農業を取り巻く環境は、自由貿易による農産物価格の低迷、諸外国の軍事侵攻による燃料や資材価格の高騰など、厳しいものとなっています。だからこそ、今一度足元を見つめなおし「環境負荷低減」と「土づくり」を優先的に考えることが必要です。従来の収量増加のみにとらわれず、安定・安全・安心できる農産物を皆様に届けることができるよう取り組んで参ります。